この靴を履いたら、きみはどこへ行くのかな?

これから歩き出す、今はまだ赤ちゃんのきみに
KUROKIOのファーストシューズ

この靴を履いたら、
きみはどこへ行くのかな?

これから歩き出す
今はまだ赤ちゃんのきみに
KUROKIOの
ファーストシューズ

Concept

赤ちゃんが生まれて初めて履く靴「ファーストシューズ」 

赤ちゃんが生まれて初めて履く靴
「ファーストシューズ」

身につけるものの中でも、立つ、歩く、進む、と成長をイメージさせる「靴」
長い人生でいろいろな靴を履くことになりますが、そのなかでも生まれて初めての第一歩を踏み出す一番小さな靴は「ファーストシューズ」として大切にされています。
 
ただ、実際には、生まれてしばらくは赤ちゃんに靴はいらないので、いつ頃履かせるのか、どのタイミングで履くものを「ファーストシューズ」と呼ぶのか、その解釈はさまざまです。
 
海外では、形式的に履かせたその後玄関に飾っておいたり、大切にしまっておいたりして、その子が成長してひとり立ちするときに「これから自分の足でしっかりと歩いていけるように」とメッセージを込めてプレゼントする風習があるそうです。
 
当店のファーストシューズは、歩き始める前に履かせる、防寒を兼ねた装飾品として制作しました。
歩く練習をするためのトレーニングシューズというよりは、記念品としての意味合いに近いですが、大人の靴と同様の素材と製法で作っているので、たくさん歩いても大丈夫です。
 
大人の靴はサイズもほとんど変わらないので何年もメンテナンスをしながら履いていけますが、ファーストシューズとしての革靴は本当に短い期間しか履けないものなので、かなりの贅沢品になってしまうかもしれません。
それでも、革靴を履いた赤ちゃんを見たかったのです。
 
革は、長期間保管した後でも磨くと履いていた頃の状態に近づきます。
赤ちゃんが履いて付いた傷は、そのままでも、磨いて手入れをしても、成長した時に赤ちゃん時代を思い出させてくれる記念になるのではないでしょうか。

ファーストシューズの木型をヤスリがけする工程 ニスで仕上げたファーストシューズの木型 ファーストシューズのアッパー ミシンでの縫い割りの工程 ファーストシューズのアッパー ミシン 絹糸 カーフ 縫い割り 腕ミシン 外羽根 ファーストシューズのアッパーの釣り込みの工程 ファーストシューズの靴底 手縫いでの底付けの工程 革のファーストシューズ コテを当てる工程 革のファーストシューズ 靴底を磨く工程

Detail

当店ではオーダーメイドの靴も作っています。当店の靴作りはお客様の足を計り角材を削って木型を作るところから始まります。
このファーストシューズの木型は、生後8ヶ月頃の娘の足を観察しながら削りました。大人の靴は試作品を作り、お客様に履き心地やデザインの好みをお聞きしながら製作を進めていくのですが、赤ちゃんには感想を聞くことができないので、普段の靴製作の経験から履き心地を想像して作りました。

Design

形と機能

赤ちゃんはかかとが小さく足首にくびれがないので、脱げてしまわないようにブーツ(ハイカット)にしました。
 
紐靴は、履かせるのにはやや手間がかかりますが、微調整がしやすく、やわらかい赤ちゃんの足と足首にちょうど良く合わせることができます。

内側にクッション

少しでも柔らかな履き心地にしたいので、表地と裏地の間、中敷にクッションを入れています。クッションの空間ができた分、防寒性が増しています。

硬めのかかと

かかととつま先には、型崩れをしないように革の芯を入れて硬くしています。やわらかい赤ちゃんのかかとを支えます。

革底

歩き始めの赤ちゃんはまだしっかり足を上げられず、すり足気味で歩きます。つんのめって転んでしまわないように、滑り止めのゴムはヒール部分だけにしました。ですが滑りすぎないように、革底の表面は粗めに仕上げてあります。

製法

靴底は手縫いのマッケイ製法で縫い付けてあります。木型を抜く前に表底、アッパー、中底に下穴を開け、木型を抜いてから糸を通して縫っています。

Material

素材について

表地はきめが細かくてツヤが出やすい仔牛の革を、裏地と中敷は汗を吸いやすく、少しざらつきがあり、靴の中で足が滑りにくい豚革を、中底は汗を吸いやすい牛革、表底も手作業での底縫い、コテとロウでの仕上げ、磨いてツヤを出すことができる牛革を使っています。 

素材詳細

表地

仔牛革

裏地

豚革

中敷

豚革

靴紐

仔牛革

中底

牛革

表底

牛革

ヒール

牛革

ヒール(接地面)

ゴム

縫製糸

絹・綿・ ポリエステル

底縫い糸

ポリエステル

クッション

ポリウレタン

靴底内部のクッション

コルク 

Size

サイズは2種類

歩き始める前から履かせることを考え、サイズは一般的なファーストシューズよりやや小さめです。
10cmと11cmの2種類をご用意しています。
目安としては、生後6ヶ月くらい〜つかまり立ちをする前だと10cm、つかまり立ちや伝い歩きができるようになる頃に履かせたい場合は11cmをお選びいただくとちょうど良いと思います。
Image(別ページ)内の歩いている写真はすべて11cmを履いて撮影しました。)

FAQ

よくある質問 

A 既製品として販売しているのは、黒・茶のみとなります。

違う色をご希望の場合は、パターンオーダーとしてのご注文になります。
価格は大人靴と同じ、66,000円〜です。
詳細はKUROKIO siteへ

※ 現在納期に3ヶ月いただいております

A 申し訳ございませんが、名入れは承っておりません。

A リボンラッピングになります

専用箱に凹凸があり、包装すると包装紙が破れてしまう恐れがあるので、箱に直接リボンをかけるだけの簡易ラッピングとさせていただいております。
同様の理由により、熨斗も承っておりません。

A 実店舗(神戸)でも販売しています。

KUROKIO店舗(神戸市)にて販売しておりますので、実物を見てみたいという方はぜひお越しください。
急に休む場合がございますので、来店前にご連絡いただけるとありがたいです。